先日念願の内定を在ヨーロッパ企業からいただきました。
2020年の2月くらいに海外就職を決心してから、
1年ほどたちやっとのことで内定を頂き、とりあえず就職先が決まり一安心!
60~70社ほどに応募し、4社ほどと面接してその中で
「やっておいて良かったこと」をいくつか発見したのでシェアしたいと思います。
海外就職<準備編>
・LinkedInのアカウント作成
・就活用のメールアドレス作成
・英語のCVとカバーレター作成
・インターンシップ(新卒なので)
他にも色々したような気がしますが、
とりあえずパッと思い出せるのはこれくらいです。
具体的に一つずつ詳しく説明しようと思います↓↓
LinkedInのアカウント作成
海外就職を考えたら一番最初やるべきなのはコレかなと思います。
日本だとまだあんまりメジャーではないですが、ヨーロッパでの就職を考えているなら登録しないのは損です。
プレミアムアカウントはお金があれば、、、っていう感じですけど。
LinkedInに登録して良かったことといえば、
1.求人の数が多い
前述したように、日本では最近やっと聞くようになってきたというレベルのLinkedInですが、ヨーロッパや北米の求人はすごく多いです。
求人の内容も、フリーの日本語教師・カスタマーサポートから日本市場のマネージャーなど多種多様でどのキャリアレベルでも仕事が見つかるのではないかと思います。
2.地域別に求人を見れる
次に良かったのが、国別だけではなく地域別で求人を探せることです。
もしも、移住先や就職先の国が決まっているのなら特に関係のない機能なのですが、
私のように
「希望国はあるけど、とりあえずヨーロッパに行って仕事をしたい!」という方は
「欧州経済領域」や「オランダ・ベルギー・ルクセンブルク」
「ドイツ・オーストリア・スイス」など国をまたいで検索することができるので
便利です!
その点Indeedは国別でしか見れないため、いちいち違うサイトに行かないといけないためちょっと不便でした(笑)
3.リクルーターからメッセージが届く
次にLinkedInのアカウントを作って良かったなと思ったのは、
リクルーターから直接連絡が届くところです。
私は実際にこの方法で国内の外資系企業から内々定を頂きました。(最終的に取り消されましたが…笑)
その会社以外にもマレーシアやオランダのフリーランサーの方から
「一緒に仕事しませんか?」的な連絡をいただきました。
職種的には日本語のカスタマーサポート・日本語のチェックや軽い翻訳系のものが多かったですが、マーケターのジュニア・アソシエイトのポジションの紹介などもあるので、やはり登録しておいて損はないです。
就活用のメールアドレスの作成
次にやっておいてよかったと感じたのは就活用のメールアドレス(Googleアカウント)の作成です。
実際就活用のメールアドレスを必ず作らなくてはいけないわけではないですが、
誤送や見落としを防ぐためにも、普段使いのアドレスと就活用アドレスは分けておいた方がいいです。
また、新たにGoogleアカウントを作成すれば
・スプレッドシートで応募管理
・ドキュメントで履歴書・カバーレター管理
などもまとめて行えるので便利です。
ちなみにメールアドレスは「yamada-taro@ドメイン」のような無難な奴にしておいた方が恥ずかしくないのでおすすめ!
CVとカバーレターの準備
CVとカバーレターがないと就活できないので応募前に必ず作成しますが、
これが一番面倒くさい!!
特に私にとってはカバーレターを書くのが苦痛で書くたびに
「これってCVに書いてあることを長ったらしく書いてるだけなんだけどな…」
と思っていました。
ただカバーレターは必須ではないところが多いので、
基本的には内容一緒で会社によって単語を変えるなどで対応しました。
CVはWordのテンプレートやインターネット上のテンプレをまねしましたが、
正直一番最初のCVは下手くそすぎてもはや黒歴史っていう感じです。
CVバージョン2はインド人の友達にガッツリ添削してもらいました!
(インドで小さな会社を経営しているMaster's degreeがある超優秀な方です)
添削なしのCVも何回か提出したのですが、
一回も書類通過しなかったあので、
第三者(自分より英語できて職歴ある人)に一度確認してもらうのは大事だなと思います。
いま自分で書いた最初のCVを見ると
「ゴチャゴチャしていてわかりづらい上に、なにを伝えたいのかいまいちわからない」なと感じたのでチェックしてもらうのはすごく大切です!
友達にチェックしてくれる人がいない場合には
学校の英語の先生やオンライン英会話の先生などでもいいと思います!
職歴のためにインターンをする!
新卒はぶっちゃけ海外就職においてめちゃくちゃ不利です!
それは日本人だからというわけではなく、即戦力にならないからです。
何人かインターン経験なしで新卒海外就職を成功させた方を見ましたが、
ぶっちゃけうらやましい(笑)
コロナ前の経済活動が活発で求人もとても多い時期なら、
できたのかたと思いますがコロナ禍、コロナ後は厳しいかなと思います。
おすすめなのは長期インターンですが、時間に余裕があるなら短期のインターンから始めて経験を積んだり色々知っていくのもありだと思います。
おすすめなインターンとしては
1.海外インターン(長期)
2.国内インターン(長期)←私はこれでした!
3.海外インターン(短期)←人脈作りメイン
↓ 私は参加しませんでしたが、こういうのに参加して人脈広げるのも時間が許せばありだと思います。
ミッション実践型インターンシップ『グロキャン!』
できるのなら自分が行きたい国でやりたい職歴のインターンを最低半年するのがおすすめです!
インターンをする目的は「職歴づくり」と「人脈づくり」なので
自分が目指している業界や職種に応じて自分に合ったインターンをするとのちのち
役に立ちますよ!
海外就活<応募・面接編>
書類選考にコツはあんまりない
準備が整ったら早速求人を探して応募するわけですが、
職歴のない新卒大学生だとそもそも書類選考すら通過しません泣
私も応募し始めに「書類がそもそも通らない」という状況が半年ほど続きました!
いろいろな会社に応募する中で、
連絡は来ない、お祈りメールの連続で一時期一切の応募をやめてしまったことがあります。
選考基準は実際不透明で、
「未経験可」の求人でも音沙汰がないことがあれば、
「1~3年の経験が必須」な求人からいいお返事を貰えたこともあります。
そもそもHRや会社の特性や求めている人材がそれぞれ違うのに
そもそもどこの会社にも通じるコツはないと思うので、
ひたすら
・自分の条件に合う求人に片っ端から送りまくる
・履歴書を微調整する
・同じ会社でも2回くらいは送る
ということを行ってました
自分の条件に合う求人に片っ端から送りまくる
色々な人のブログやYoutubeを見てきましたが、
みなさん最低でも50社、多い人だと200社くらい応募していたので
やはりそのくらいは覚悟しておかないといけないと思います。
私は運よく80社くらいで内定をいただくことができましたが、
欧州全体で「Japanese required」「Japanese is a big plus」など
書いてある求人には基本応募していました!
履歴書を微調整する
そして量も大事なのですが、それと同時に送る履歴書の質も大事です!
いちいち新しい履歴書を書く必要はないと思いますが、
少しだけ文言を変えたりするくらいの微調整はするべきだと思います!
私はめんどくさくてLinkedinのEasy Applyを使う時以外は、
職歴の部分を「学生団体でイベントを主催した経験」か「化粧品凖美容部員アルバイト」で応募する仕事に合うように変えてました。
実際どれだけ効果があるのかわかりませんが、
「これぐらいの微調整でもし書類通過しやすくなるのなら、やるか!」という
気持ちでやってました。
面接の準備は何をする!?
書類が通ったらほとんどもれなく面接をするのですが、
これが一番大切かつ難しいんですよね、、、、。
私は面接は4回ほどしかしてない上にそのうち2回は日本語メインの面接でしたが、
色々わかる範囲で書いていこうと思います。
・1度目の面接
はじめて面接をしたのはドイツのマーケティングの会社です。
日本の顧客ができるとのことで、「日本語ネイティブでマーケティングや広告運用についての知識・実務経験がある人」をさがしていました。
経験年数についてはジュニアポジションのため、0~3年でなくても大丈夫ということでした。
はじめての面接だったのですごく緊張していたため、
どんなことを聞かれたのかあまり覚えていないのが正直なところですが、
いくつか印象に残った質問は
・エクセルはどれくらい使えますか?知っている関数は?
→面接を受けた当時日本語でのExcel関数を英語でFormulaというのを知らず、
「ん!?フォーミュラって何のこと?」と思いながら曖昧な返事をしました。
ちなみにその当時はSUM関数・COUNTIF・IFERRORくらいしか知りませんでしたので、
質問の意味が分かっていても受かっていたかどうかは微妙だと思います。
・インターンではどんな仕事をしていましたか?
→応募した職種と私が当時していたインターンがとても共通点が多かったので、
インターンでどのような仕事をしていたのか深く聞かれました。
「仕事でクリエイティブ管理をやっているけど、具体的には何をしているの?」
「managing adsって書いてあるけど予算管理もあなたの仕事?」
「今のインターンのやりがいは?何が一番楽しい?」
「Google AnalyticsやTableauは使える?どんなことができる?」
などめちゃくちゃ根掘りはぼり聞かれました。
・私たちの会社について知っていることは?
→WEB広告やWEBマーケティングをやっている会社ということしか知らず、それしか言えませんでした。ほかにもウェビナーやECサイトの最適化のためのコンサルなどもしてしているようです。
最終的に個々の面接は落ちてしまったのですが、落ちた原因としては
・ビジネスの語彙不足
・インターンの内容を上手に説明できなかった
・相手の会社についての知識不足
がメインだと思います。
面接の準備はもちろんしたのですが、足りなかったというのが現状です。
英語にもともと苦手意識が少なく語彙などきちんと調べなかったため、
面接であたふたしてしまいより緊張する結果になりました。
自分では十分に調べたと思っていても、
「この人を雇って会社にどのような利益をもたらすのか?」という視点で
自分の能力や会社との接点を見出すことができていなかったと思います。
新卒でたった数か月のインターン経験で、
自分がどのような価値をもたらせるかについて一人で考えるのはとても大変でした。
なので新卒ならインフルエンサー先や学校の教授などに相談に乗ってもらうの
も手だなと思います!
ここまで色々と面接の失敗談ばかり書いてきましたが、
面接でいくつか反応が良かったこともあったのでちょっと紹介したいと思います。
1.英語が上手に話せること!
→大学4年間、英語ネイティブ・帰国子女・インター出身者に揉まれてきた時間は無駄ではなかったなと感じました(笑)
ビジネスの語彙はまだまだ発展途上ですが、
理解力や丁寧な言い回しなどは慣れていたため、
お世辞半分かなとは思いますが、面接した人に
「英語スゴイ上手だね!どうやって勉強したの?」といってもらえました!
2.ドイツ語ができる、ドイツ留学経験があること
→ドイツの会社を受けた時はもちろんですが、
その他の国の面接でもアイスブレイクなどで話したりして盛り上がりました!
フランスの会社と面接したときに「なんでフランス語ではなく、ドイツ語にしたの?」とめちゃくちゃ聞かれました(笑)
長く書いてしまいましたが、面接はぶっちゃけ
「回数をこなせばこなすほどうまくできるようになる」と感じました。
基本的に聞かれることは似ていて、振り返りをすることで時間に経験が生かせると思います!
急に英語力を上げたり、新しい職歴を得たりするのは難しですが
答え方一つで印象は変えることはできると思うので振り返ってみるのはとても大事です。
まとめ
新卒で海外就活、しかもヨーロッパは本当に今振り返ると「無謀なことをしたな~」と思います。
私が良い条件の仕事を見つけて働くことができたのは半分は運だなと感じています。
就活をしていく中で、
「あなたの経歴は十分だけどもっと条件のいい人がいたので採用できません」
といわれたりしました。
応募してきた人と時期・ビザなどなど、
海外就職は国内で仕事を探すよりも多くの要素が採用に絡んでくるので一筋縄ではいきません。
日本では受かっていたようなポジションに落ちてしまうこともあると思うのですが、
逆に海外だからこそできる仕事もあると思います。
海外就職のコツはつき詰めると
「無理しすぎずにマイペースで続けること」です!
大変だと思ったら休んで良いし、
時間が経てば新しい募集が出ているので無理せずに続けていれば何かしら見つかると思います。
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