世界で二番目に人口の多い国インド、また優秀な人が多い国としても有名です。
伝統を重んじる国である一方いろいろなことにとてもオープンであるインド人、
欧米に留学する人ならそんなインド人留学期間中に友達になることがあるのではないか
と思います。
今回はそんな私が留学先で会ったインド人たちとのエピソードを紹介したいと思います。
インドの基本情報
人口・人種
インドの人口は2018年現在およそ13億6000万人です。
人口が最も多い国は中国で13億9300万人ですが長らく行っていた一人っ子政策のため、若年の人口は多くないため近い将来人口が減少に向かってい行く見込みです。
一方でインドはまだまだ若年の人口が多く今後も人口増加していき2030年ごろまでには中国を追い抜き人口一位になると予想されています。
参照:CNN
インド人の多くは浅黒い肌をしている人が多く、顔立ちは彫りの深い顔立ちの人が多く目鼻がはっきりしています。
しかし、インド人の友達によるとネパールとの国境沿いには日本人ととても似ているようないわゆる平たい顔族の方々が多いようです。
言語
インドは英語がよく通じる国として有名ですが、多くのインド人にとって英語は母国語ではありません。
公用語はヒンディー語で英語は凖公用語として認められています。
しかし、ヒンディー語をもとから使用していない地域からはヒンディー語を公用語としていることに反発があるため憲法には22の公用語が認められています。
またそれぞれの言語は方言程度の違いのものから、語族が違う言語まであります。
またインド出身者でも英語以外の言語ではコミュニケーションができないという事態も発生するそうです。
インド人曰く「外国でインド人に会ったら、とりあえず英語で話しかける。インド人だからってみんなヒンディー語ができるとは限らないけど、外国にいるインド人はみんな英語はできるから」
その後何語ができるか確認してから、共通で話せる言語があったらそれで話すらしいです。
日本人としては外国で日本人に会ったらとりあえず日本語で話しかけるので、とても不思議な話だなと感じます。
またこのような言語事情から多くのインド人がバイリンガルないしはマルチリンガルです、私の友人はヒンディー語と英語しか話せないと恥ずかしそうに言ってました。
ちなみに隣国のパキスタンで話されているウルドゥー語とヒンディー語はほとんど同じなため両者意思疎通が難なく行えるそうです。
宗教
インドには様々な言語だけではなく、様々な宗教も存在しています。
インドの人口のおよそ80%がヒンドゥー教を信仰しています、ヒンドゥー教徒はインド人の生活と密接に関わりカースト制度などがあることでも有名です。
ヒンドゥー教は牛を神聖な生き物とみなしているため多くのインド人は牛肉を食べません、またヒンドゥー教徒の次に数が多いのはイスラム教徒のため豚肉の取り扱いも少ないそうです。
ヒンドゥー教やイスラム教以外にもインドには多くの宗教が存在しています。
日本人にとって最も身近な仏教もインドから始まりました、現在はインドにはあまり信者がいないようで日本出身で元日本人佐々井秀嶺さんに率いられています。
他にもインド人はターバンを巻いているというイメージはシク教の人々から来ています。イスラム教とヒンドゥー教を統合した宗教で、偶像崇拝や人種差別を禁止しています。インドのパンジャブ地方を中心に信者が多いようです。
実際の信者の数はヒンドゥー教に比べるととても少ないのですが、裕福で勤勉な人が多いため表に出る機会が多く、
日本人にはインド人=ターバンを巻いているというイメージが定着したのではないでしょうか。
紹介した4つのほかにも、ゾロアスター教・バラモン教・ジャイナ教・キリスト教を信仰している人もいます。
インド人の特徴
もちろんあれだけ多くの人口を抱える国の人々を一言でまとめたり一般化するのは無理ですが、私が今まで出会ってきたインド人の特徴をまとめたいなと思います。
人と一緒にいることが大好き
インドでも核家族化が進んでいるようですが、まだまだ大家族も多いようです。
そんな中で過ごしてきたインド人は人と話したり・ワイワイ騒ぐのが大好きな人が多いようにい感じます。
時間があれば人を招いて、ご飯を作ってひたすらしゃべる、しゃべる、しゃべる。
話す内容は様々でゴシップの時もあれば政治などの深い内容のこともあります、ただどんな内容でもみんな話し始めたら止まらないのがインド人の特徴です(笑)
ルームメイトにインド人がいるのですが、みんなが冬休みで帰省しているときに「本当に静かすぎて、寂しすぎて耐えられない」と言っていました。
彼曰く寂しさだけは本当に耐えられないらしいです。
信心深い
インド人のもう一つの特徴は信心深いことではないでしょうか。
留学先であってきたインド人の方々はとてもオープンな考え方をしている人が多く、LGBTや他宗教・多人種に対してもとても考え方が柔軟でいわゆる西洋的な考え方をしている人が多いのですが、一方でとてもインド的な考え方も持っています。
自分のカーストがベジタリアンのカーストだからお肉は食べたことがないしこれからも食べない、左手は汚いから使わないなどのインド的生活を外国に長年住んでいても変えないところに信心深さというか、自分達の文化への敬意を感じます。
まとめ
今回は私なりの視点からインド人はこんな人たち!!というのをまとめさせていただきました。
もちろん、偏った見方だったりする部分もあるかと思います。
しかし色々な文化・宗教・言語が交錯するインドという国なのに、どこかに共通点があるようなところがインドの一番の魅力だと感じます。
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