だんだんと寒さが増してきて家で過ごす時間が多くなってきたのではないでしょうか。
そして迫りくる独り身のバレンタインデー(つらい)
恋愛へのモチベーションがない・彼氏がいない・好きな人がいないならチョコレートなんて作らずに、元気が出るストレス発散できそうな映画を観ましょう!!!
- ワタシが私を見つけるまで (洋題:how to be single)
- プラダを着た悪魔 (洋題:The Devil Wears in Prada)
- シエラ・バージェスはルーザー
- 恋人までの距離 (洋題:before sunrise)
- ビフォア・サンセット (洋題:before sunset)
- まとめ
ワタシが私を見つけるまで (洋題:how to be single)
ニューヨークで生活する男女がそれぞれ自分とは何かを見つけていく話です。
あらすじ
話はアリス(ダコタ・ジョンソン)が長年付き合っていた彼氏に「自分探しがしたい」と距離を置きたいことを告げニューヨークに住む姉メグ(レスリー・マン)の家に転がり込む。
法律事務所で働き始めたアリスは同僚のロビン(レベル・ウィルソン)と仲良くなり、大都会ニューヨークでの遊び方を知る。
その中でプレイボーイのトム(アンダース・ホルム)との出会いや、元カレとの再会などを通してアリスは自分なりに独身である方法(how to be single)を見つけていく。
感想
コメディ路線かつ結構ドキツイ下ネタの多い作品ですが、下ネタに隠れて結構人生のためになることも多くちりばめられている作品だと感じました。
アリスとアリスの周りの人たちの恋愛事情・シングル事情を中心に話が進んでいきます。
結構深いところに迫る話をしているのにシリアスな感じが全くしてこなくて、一言一言がすんなりと入ってきます。
とくにアリスが誕生日パーティーで元カレと再会し、いままであんなに恋焦がれていたのにすっぱりとノーと言い切った瞬間はとてもすっきりしました。
この作品は恋人がいてもいなくても幸せになれる、だけど独身であること・恋人がいることに固執してはいけない。大事なのはあなたがどうありたいかであるというメッセージがとても強いと感じました。
もちろんメッセージ性のある作品なのですが、それと同時に本当に楽しい面白いシーンもたくさんあるので見た後に爽快感を感じる作品です。
ダコタ・ジョンソンの服が毎回おしゃれなのでそれも見ていて楽しいです。
プラダを着た悪魔 (洋題:The Devil Wears in Prada)
これは名作中の名作ですね。
アン・ハサウェイが主演の映画で2006年に公開されましたがいまだに根強い人気を誇っています。
あらすじ
一流ジャーナリストに成ろうと決心しニューヨークにやってきたアンディ(アン・ハサウェイ)。
運よく仕事を手にしますが、その仕事は有名ファッション雑誌「ランウェイ」の編集者ミランダ・プリーストーリー(メリル・ストリープ)のアシスタント、しかもミランダは業界では鬼畜上司として有名です。
始めは、おしゃれに興味もなく仕事にいまいちやる気の出なかったアンディでしたが段々と仕事にもやりがいを見出していきファッションセンスも磨かれていきます。
しかし、仕事が順調に進むと同時に今までうまくいっていた人間関係がぎくしゃくし始めます。しまいには彼氏と別れてしまいます。
それでも仕事を頑張っていくアンディですが、上司のミランダの一言で初心に帰り自分が何になりたかったのかを思い出し自分らしい道を選びます。
感想
本当に何度見てもエネルギーをもらえる作品だなと感じます。
アンディがおしゃれになっていく過程を見ていると毎回もう少しおしゃれを頑張って
見た目に気を遣おうという気持ちにさせられます。
何かに熱中しているとどこか一つがおろそかになってしまう、そうやったらバランスが取れるのか試行錯誤していくうちに何を目指していたのか見失ってしまう。
そんな壁にぶつかったときに観ると、解決の糸口を教えてくれる作品です。
この映画を観るといつもニューヨークで仕事がしたいなと思ってしまいます。
シエラ・バージェスはルーザー
こちらはNetflixオリジナルの作品です。
初めて見た時は「どうせネットフリックスのティーン映画だろ」と思っていたら、結構心に響くなとおもってド肝を抜かれました。
あらすじ
スクールカーストの下位に位置する勉強一筋の女の子のシエラはひょんなことからスポーツ万能のイケメン、ジェイミーとチャットをすることになりました。
しかし、ジェイミーはヴェロニカの策略でチャット相手をシエラとは思わず学校の人気者ヴェロニカだと勘違いしていました。シエラはすでにジェイミーに惹かれており「彼がチャット相手が私みたいな人だったら引かれてしまう」と考えジェイミーにうそをつき続けます。
一方ヴェロニカは大学生の彼氏との関係で悩みます。
そこでゴミのように扱っていたシエラからの勉強を教えてあげる代わりに、ジェイミーをだますのを手伝ってほしいという申し出を受けます。
この申し出を通して友情を育んでいくヴェロニカとシエラですが、ジェイミーをだまし続けた故に事態はどんどんと悪い方向にすすんでいってしまいます。
感想
私はこの話の主人公はシエラですがヴェロニカもとても主役と同じくらい深みのあるキャラクターだなと思いました。
まわりのキャラクターはちょっと薄っぺらいNetflixらしいキャラなのがちょっと残念ですが本当に共感できるところが多くありました。
シエラは始めは自分の見た目なんて関係ない、自分は素晴らしいと思っていますがストーリーが進むにつれて次第にヴェロニカみたいに可愛ければいいのにとドンドン醜い感情に気づいていきます。
ヴェロニカは一見完璧な生活を送っているように見えますが、家族とはいざこざがありどこか不満の捌け口を探しているような状態で、どこか二人とも共感というか同情を誘うような感じで人間みんなどこかで理想とはかけ離れているんだなと思いました。
こんな自分だったらいいのにとか、自分はこんなだからと自信がなくなってしまったときに見ると元気がもらえる作品になっています。
主題歌のSunflowerもとてもいい曲です!
恋人までの距離 (洋題:before sunrise)
1995年に公開されたイーサン・ホーク、ジュリー・デルピーが主演の映画です。
あらすじ
アメリカ人のジェシーとフランス人のセリーヌはブダペストからウィーンに向かう電車のなかで出会います。
すぐに意気投合した二人は一緒にウィーンで電車を降り、翌日のジェシーのフライトまでの時間を過ごします。段々とお互いに惹かれていく二人ですがジェシーのフライトの時間は迫ってきます。
これからも連絡を取るか、また会うのかについて話をはぐらかしていた二人ですがセリーヌが乗る電車の前でお互い「これからずっと会えなくなるのはイヤだ」といい半年後にまたウィーンで会うことを約束してお互いさよならします。
感想
この映画はぶっちぎりで私のお気に入りNo.1です。
まずこの映画のすごいところは24年前の映画だと全く感じさせないところです。
映画全体が二人の会話を主体にして進むので、今どきのハイテクなものを見せるシーンなどがなくいつの時代に観ても身近な感じがするのが本当に素晴らしいです。
また二人の会話の内容にとても考えさせられます、現実的と見せかけて夢もちょっと見がちなセリーヌと自由奔放に見えるけど現実的なジェシーが話しているシーンしか基本的にないのですが「そうかそうだよな」と思わせるような名言がちりばめられています。
本当に夏のヨーロッパ・ウィーンが本当にきれいですし、二人のさっぱりしてるけど甘酸っぱいような関係(いちゃつき方??)も本当に幸せな気分にさせてくれる一作になっているのでぜひ観てみてください。
ビフォア・サンセット (洋題:before sunset)
前述の「恋人たちの距離」の続編となっていて、9年後にパリで再会したジェシーとセリーヌのお話です。
あらすじ
9年前セリーヌと過ごした夜について本を出版したジェシーとパリで再会したセリーヌ。
ウィーンで再会しようという9年前約束を守ったジェシーと、祖母のお葬式のために約束を果たせなかったセリーヌ。
ジェシーは結婚して子供生まれ、作家としても成功をしていたが結婚生活はいまひとつだと感じていました。
一方セリーヌは今まで付き合って生きた男性はみんな結婚しているのに、なんで私は今まで選ばれなかったんだろう落ち込んでいました。
9年前に一緒に過ごした夜の事や、お互いニューヨークの住んでいたことなどを通してまた楽しい時間を過ごしていく二人でしたが、ジェシーのフライトの時間が迫っていました。
感想
前作の「恋人たちの距離」につづき主な出演者はジェシー(イーサン・ホーク)とセリーヌ(ジュリー・デルピー)だけです。
前作は二人とも20代前半でみずみずしさや若々しい感じが全開で勢いで半年後に再開しようと約束しましたが、今作は30代になった二人の雰囲気が緩やかになったような気がします。
相手のことが気になるのにどうしても一歩踏み込めない感じがとても心にジーンときてもどかしいです。前作のようにキスなどのシーンはないのですがかといって9年ぶりに会ったようなよそよそしい感じもしません。
でもどことなく伝わってくる相手のことがまだ好きなんだなという雰囲気でとても幸せな気持ちに成ります、また一つ一つのセリフが深く恋愛や好きな人について考えさせられる作品です。
まとめ
こうして振り返ってみると、自分発見系や悩み解決系の映画が多くなった気がしますがどれも本当にいい映画なので時間があったら是非見てみてください!!