みなさんこんにちは!!チェスです。
私の通っている早稲田大学国際教養学部では一年間(2セメスター)の海外留学が必須となっていて、私は今現在ドイツの大学に通っています。
そこで今回はドイツ留学について事前にきちんとやっておけばよかったことなどをいろいろ書いていきたいと思います。
(この記事は2018年の9月からニーダーザクセン州に留学していた経験をもとに書いています、将来的に法律が変更になったり州によって違う部分もあると思うのであくまでも参考までに、、、)
やっておけばよかったこと
- ビザ申請に必要なお金の準備
- 書類の印刷・送金等は日本でしておく
- 最低限のドイツ語の勉強
この3つは日本でしておいたほうがいいと思います。
ビザ申請に必要なお金の準備
留学中にどのようにお金を受け取るかについて多くの人は
- 奨学金を受け取る
- 親から毎月仕送りしてもらう
という二つのイメージを持っているかと思います。
しかしドイツに留学する場合は1ではない限り一度にまとまったお金が必要となります。なぜならドイツでビザ(正確には滞在許可)を得るには財産証明が必要で、証明する方法は以下の通りです。
- 一定額以上の奨学金を得る
- ブロックアカウントを作りドイツ滞在期間中の生活費を全額一気に振り込む
- 1と2の組み合わせ
少し前まではほかの方法もあったのですが、不法移民対策で結構厳しくなってしまったみたいです。
1の方法はあまり説明が要らないと思います、奨学金を月に720ユーロ(およそ9万円)以上もらえていたら基本的にそれだけで経済証明は十分です。
もしも、それ以下なら足りない分を2の方法を使って補わなければいけません。
で、面倒であまり情報がないのが2の方法です。
そもそもブロックアカウントってなんだよって感じですよね。
ブロックアカウントとは毎月決まった額しか引き出せない銀行口座の事です、または毎月決まった額を指定した普通の口座に振り込んでくれる銀行口座とも言えます。
奨学金をもらってなくてドイツの滞在許可を得るには月々720ユーロ×(滞在月数)分のお金をブロックアカウントに振り込まなくてはいけません。
私の場合は一年分のビザ申請だったので720×12=8640ユーロを一気にブロックアカウントに振り込みました。日本円ではおよそ110万円です。
相当お金持ちな過程でない限りポンっと110万円もだすのはほとんど不可能だと思います、なのでこれからドイツに留学する学生はこのブログを読んだらすぐに奨学金に申し込んで、最悪の場合は110万円ほど一気に必要になるかもしれないと正直に親に伝えましょう。
日本でできることは日本でしておく
これは地味に大事なことだと思います。
もちろん全部ドイツでもできるのですが日本でやっといたほうが何倍も楽です。
特に”書類の印刷”と”お金の支払い”はできるなら日本で済ませておきましょう。
私は日本にいるうちにオンラインでブロックアカウントを開いてお金を送金したので、その証明は日本で印刷してドイツに持っていきました。
これは本当にやっといてよかったなと思いました。
で、失敗した話がセメスターフィー(大学へ登録料)の支払いを日本にいる間にするのを忘れていたことです。
ドイツに来たばっかりでドイツ語も分からないのにいきなりお金を振り込まなくちゃいけなくなったのでプチパニックでした。
とりあえず私が口座を開いた銀行に行き、登録料を払いたいと伝えると「(ブロックアカウントからお金が振り込まれる前だったので)あなたの口座には十分なお金が入っていないし、現金での振り込みはここでは扱ってないよ」と言われて本当に焦りました。
最終的にはブロックアカウントからお金が振り込まれたあとに、Google Translate を片手に四苦八苦しながらなんとかオンラインで振り込むことができました。
本当に苦労したので、みなさんできることは必ず日本でやってから出発してください!
外国でやると日本の何倍も苦労しますし、日本はとても便利な国なので面倒くさがらずにやってください!証明写真なども余分に日本で撮って持っていくと滞在許可の申請の時に楽です。
最低限のドイツ語の勉強
ドイツは英語圏ではありません、よく旅ブログなどでは「ドイツは英語が比較的通じやすいので英語が話せればどうにかなる」というようなことを書いているのを見かけますが旅についていえば本当です。が、、、、そこで暮らすとなると全く話は違います!
旅行に行くのではなくて、留学するので最低限のドイツ語は必要です。
出発前に最低でも数字・挨拶・軽い自己紹介・「英語は話せますか?/英語が話せる人はいますか?」・「ドイツ語はあまり話せません」などはドイツ語できちんと言えるようになりましょう。
幸いドイツは相当ド田舎に行かない限りお店に一人か二人は英語を話せる人がいることが多いですし、話せなくても多少理解できる人もたくさんいます。
しかしいざトラブルが起きた時に近くにいた人が英語を話せる人とは限らないので、英語がはなせる人と話ができるようになるまではドイツ語で何とかしなければいけません。
そこが英語圏に留学するのとの大きな違いだと思います。
若い人(18‐20代くらい)は比較的英語を話せる人が多いですが、もちろん全くダメな人もいます。
体感でいうと6割ぐらいの若者は日常会話程度なら話せる、2割はめちゃくちゃ流暢、残り2割は全然ダメといった感じです。
40代以上になると割合が激減する感じです。
ただ、基本的にどの世代でも大学を卒業していればみんなそこそこ英語が話せます。
高卒でバイトしている若者と大卒の60代のおばあちゃんなら後者のほうが英語が話せる率が高いと思います。
英語が通じる順は
大学生(みんなペラペラ)>20‐30代のホワイトカラー(基本英語できる)>大卒の40代以上>その他
という感じです。
大学の構内で生徒に話しかける分には99%英語は通じますが、ドイツ語を使うと喜んでくれるので最初はドイツ語で話しかけるようにしましょう!
今日はここで失礼します!
ではまた。